「『筆箱100均やん』長女が泣いたあの日 生活保護引き下げの果てに」という朝日新聞の記事をモハールオピニオンにおいて考察してきた。
朝日新聞は記事で百均を貧困の象徴のように位置づけているが、その主張に同意する紳士諸兄はいないだろう。
確かに同級生で百均に行ったことがないという人もいたが、百均は顧客属性の幅広い店であると感じる。
何を隠そう筆者は百均ユーザーで、ダイソーをそこそこ重宝している。
しかし、朝日新聞の記事で紹介された生活保護家庭の女子児童は百均にネガティブな感情を持っていたらしい。
彼女は学校で同級生に筆箱を「それ百均やん」と言われ、貧乏を揶揄われたと感じ、不登校になっているが、笑止千万である。(決して笑ってはいない)
閑話休題。
本記事では筆者一押しの百均アイテムを紹介する。
セリア アラベスクフォトフレーム(S)シャビーシック ¥110
本フォトフレームにはとある待受画像をプリントして飾っている。切り株に坐る姿は本当に何処かの森に住んでいる小人いや、妖精そのもので、写真の世界観に引き込まれる。写真を見て、ふとコティングリー妖精事件の写真が連想されたので、アール・ヌーヴォーではないが、装飾的なデザインのフォトフレームに合わせようと思っていたところを偶然セリアで見つけ購入した。(※購入したのは2021年夏)
当然ガラスではないが、アンティークかつ高級感があり、110円とは思えない。
次に、部屋に飾っている写真と並べて鑑賞してみる。
左から順に
①銀座和光のフォトフレーム(リボン柄)
②クリストフルのフォトフレーム(リュバン)
③セリアのフォトフレーム(アラベスク)
④銀座和光のフォトフレーム(隅唐草)、写真は①と同じく銀座和光のフォトフレームだがこちらは銀製(Silver970)。
紳士諸兄、いかがであろうか。和光やクリストフルとセリアのフォトフレームと並べても決して見劣りしないのではないか。
セリアのフォトフレームで写真立てとしての需要は十分満たされ、110円で買えるのだからコスパが良い品だと言える。和光やクリストフルのフォトフレームは全て百均の百倍以上の値段の品である。当然、金額に見合った価値があるのだが、写真を飾ることだけに関してはセリアとは反対にコスパは良くないとも言える。
要するに、百均の筆箱が筆箱としての機能を充分果たすのであれば、百均の筆箱で何の問題も存在しない。
そして、百均にしてもユニクロにしても廉価だからといって購入が憚られることはない。
以前、某資産家の家にも本品があるのを目にしたこともある。
筆者は百均のスマホケースを使っているが、人様に見られて恥ずかしいと思ったことは一度もない。
記事の生活保護家庭の女子児童のように百均の品を使うことを恥じるというのは、百均の品や貧困に問題があるのでは無く、その精神に問題があるのである。貧しさを恥じるのではなく、己の精神を恥じてもらいたい。
ニュース番組で初めてその名を知った激安ファションブランドSHEIN。購入しようとも、勧めようとも思わないが、その服で華麗に着飾る女性を是非見習ってほしいものである。
執筆者 永遠の浪人生モハール